2019年上半期に単行本1巻が出た面白い百合漫画
どうも、パンナコッタです。
気分で文体をコロコロ変えることに定評、はないな、とにかくそんなブログですが、今回はこんな感じの文体でいきます。
さて、今回のお題は「2019年上半期に単行本1巻が出た面白い百合漫画」。どういう内容かというと……まあタイトル通りなので説明不要ですかね。
前置きが長くてもあれなので、さっそく紹介の方に移っていきます。
『ルミナス=ブルー』岩見樹代子著
写真を撮ることが大好きな転校生が、元カノ同士で今は友達同士ということになっている二人と出会う所からスタートする青春群像劇。今は友達同士といっても綺麗に割り切っているわけでもなく、何やら含むものや不穏な空気があるようで、そういう見ていてハラハラさせられる所が魅力の一つかと。
加えて、場面一つ一つに情緒が溢れているのも本作の強み。そこは岩見氏の前作『透明な薄い水色に』から引き継がれているものなので、どんなものか手軽に知りたいのであれば先にこちらを読んでみるのも良いかもしれない。
『スローループ』うちのまいこ著
義理姉妹モノ×アウトドア日常系なきらら作品。
詳しい紹介記事を前に書いているので、それを参照してもらえれば。
『ささやくように恋を唄う』竹嶋えく著
端的に言えば、日本語って難しいね……な青春モノ。「一目ボレ」の解釈によってお話が色々とこんがらがっていきます。『やがて君になる』のようなロジック重視の作風が好きなオタクにこそオススメしたい作品ですね。あ、主人公ちゃんがめちゃくちゃ可愛いですよ。そりゃ先輩もああなる……。
付け加えるなら、本作は構造面でもかなり凝っているので、分析的なことが好きなオタクにもうってつけだと思います。
『神絵師JKとOL腐女子』さと著
アニメ化が決定した『フラグタイム』の著者さと氏の最新作。キモオタムーブ全開のOLが、尊敬してやまない神絵師JKとエンカして仲を深めていくお話です。OL腐女子のキモオタムーブ、ちょっとマジでやばくてマジで面白いので一見の価値ありです。そのくせ百合シーンではかなり良い雰囲気出してくるのがずるい。いやその辺りは神絵師JKのおかげってところも大いにありなんですが。とにもかくにも、笑える百合漫画を求めているオタクが今手に取るべきはこれって感じの作品です。
『飛野さんのバカ』筋肉☆太郎著
真面目系女子がサボり系女子の世話をなんやかんや焼くお話。世話を焼く過程で色々とからかわれてしまうんですが、そこが微笑ましくて良い感じです。失礼ながら著者のペンネームは面白すぎるのですが、それに負けず劣らずヘンテコな性癖のオンパレードなので、そこも本作の強み。優しい世界とヘンテコな性癖が好きなオタクは今すぐ本屋にダッシュです。