百合とお菓子と

パンナコッタ(@yuridake2018)の百合ブログです

『ルミナス=ブルー』考察記事……の準備号

タイトルにも書いた通り、準備号です。

なぜ、準備号なのか。理由は簡単で、本格的に執筆するためのリソース(主に時間と体力)が圧倒的に不足しているからです。

はい、なんもかんも僕が怠惰なのが悪いですね……。

それはそれとして。じゃあ今何にリソースをつぎ込んでいるかというと、小説という形での創作活動です。現在カクヨム小説家になろうにて一作を連載、pixivの百合文芸コンテスト用に二作を準備中といった感じ。

本当はそれプラスで記事も書きたいのですが、誠に遺憾ながら労働者という悲しき身分なので体力的にも精神的にもそれは難しく……。

そんな状況も一月の終わりには落ち着いているはず。というのも、百合文芸コンテストは1月でシメキリだし、連載中の作品も一月の関西コミティアに同人誌として出せたらしばらくは急いで執筆する必要もなくなるので必然的に時間ができます。

そこを、『ルミナス=ブルー』の考察記事に当てようと企てています。書くからにはちゃんとしたのを出したいですからね!

とはいえ、そこまでに完全にブログの更新が止まってしまうのも避けたい。さてどうしようとなったところで思いついたのがこの準備号。

「こういうことを書く予定です」といった簡易的な内容ならあまり時間も体力もかからないのでは? という怠惰な発想です。


まあそんな感じの記事なので、気軽に読み流しちゃってください。

では、さっそく。



『透明な薄い水色に』で百合界隈から多くの称賛を得た岩見樹代子氏の最新連載作。それが『ルミナス=ブルー』です。

それだけに大きな期待を背負った作品であり、連載開始時や単行本一巻の発売時には『透明な薄い水色に』に負けず劣らずの評判でしたが、どうやら売れ行き的にはあんまりだったようで、ツイッターでの打ち切り騒動も記憶に新しいかと思います。

そんな騒動もあってかボイスドラマをはじめとした宣伝の強化もありましたが、残念ながら十月に発売された第二巻で完結ということになってしまいました。本来ならどれくらいの長さであったのか、我々読者には知る由もありません。

そんな経緯を持つ本作ですが、だからといって出来が良くなかったわけではありません。なんなら僕は今年の完結作ベストだとすら考えています(現段階で『やが君』が単行本未完なので暫定ではありますが)。おそらく短縮されたのだろう尺の中で、考え得る限り最良の過程と結末だったのではないでしょうか。

といっても、それはあくまで僕の考え。僕の観測範囲をざっと見渡してみると賛否両論というのが実態かなという気はしています。

特にくっきり分かれているのが結末に関して。「たるたるには引いてほしかった」という声を多く耳に/目にします。

今回の準備号と次回の本記事で話をしたいのはこの部分です。「賛」の立場からあの過程と結末のロジックを説明できればなと考えています。

あまり話しすぎても「準備号とは……」となってしまうので、今回は着眼点だけを提示します。

主なものは以下の二点です。

①登場人物それぞれの視点
三人の心理とその動きから結末の妥当性・必然性を説明します 

②俯瞰的視点、あるいは物語の意味上の視点
物語全体を見渡した時、そこにどのような構造があり、それがどう結末と結びついているかを説明します

かなりざっくりした説明ですが、ふーんそういう感じなんだくらいに思ってもらえれば。

本記事の執筆開始は一月ですが、完成と公開は二月かなと思います。けっこう先ですが、そのぶんだけいいものにする心積もりなのでその時はよろしくお願いします。