『RELEASE THE SPYCE 』4話感想まとめ
『RELEASE THE SPYCE』4話視聴。待ちに待った命×楓回。回想パートと現在パートを織り交ぜながら二人の関係性を描いていく王道の構成だった。ワンクールアニメということもあり、1CPにつき1話、多くて2話程度という制約があろうことを考えれば最善手と言える。
— パンナコッタ (@yuridake2018) 2018年11月2日
冒頭、楓さんは「高校かあ。ウチの経済力じゃとても。貧乏が憎い」と口にする。だが、その声に滲むのは「憎い」というより諦念に近いものではなかっただろうか。
— パンナコッタ (@yuridake2018) 2018年11月2日
この時点で楓さんはおそらく中3。かつては「貧乏が憎い」という言葉通りの感情を持ち合わせていたのだろうが、それまでの人生でそんな領域はとっくに通り過ぎていたのだろうと思う。自らの進路相談のはずなのに、「はあ」とどこか他人事なリアクションだったのもそのためではないかと。
— パンナコッタ (@yuridake2018) 2018年11月2日
そんな時、楓さんは後の師匠となる命さんと出会う。快活で、暗い表情など想像もつかない命さんと。その出会いは、楓さんに高校進学のための補助をもたらした以上に、何かを求めることへの諦めを吹き飛ばした所に意味があった……と僕は解釈する。
— パンナコッタ (@yuridake2018) 2018年11月2日
そんな楓さんが何より求めたものが、今回描かれた「師匠に認められること」「師匠の役に立つこと」であったことは想像に難くない。ところが、そのために必要と思う行動を命さんはなかなか許してくれない。
— パンナコッタ (@yuridake2018) 2018年11月2日
結果として発生した反発は、楓さんの家出へと発展する。「求めること」を再獲得させてくれた師匠が、それを阻むようなことをするのはなぜなのか。そういった苛立ちがあったのかもしれない。
— パンナコッタ (@yuridake2018) 2018年11月2日
だが、その師匠たる命さんの真意は「二人でやっていけばいい」というものだった。命さんには命さんの、楓さんには楓さんの適正があり、それを認めた上での役割分担。
— パンナコッタ (@yuridake2018) 2018年11月2日
命さんからすれば、既に楓さんのことを認めてるんだから、「認めてもらうための行動」も何もあったもんじゃないw 今回は、それをさっさと言葉で伝えれば良かっただけのお話。そして、だからこそ面倒くさい百合が大好きな人間にはたまらないお話だ。
— パンナコッタ (@yuridake2018) 2018年11月2日