『RELEASE THE SPYCE』1話感想まとめ
『RELEASE THE SPYCE』1話視聴。冒頭数秒、空中での複雑な軌道のカメラワークによって活劇におけるスパイの旨味=軽快性と隠密性がもたらす楽しさを存分にアピールすることに成功した時点で、本作の立ち位置は一つ二つ上の段階へ昇華されたのではないだろうか。上質な導入だった。
— パンナコッタ (@yuridake2018) 2018年10月8日
そこから続くスパイアクションにしても、それっぽいガジェットを駆使して軽快に進行、目的を果たしてしまえば隠密性はどこへやらド派手な戦闘も忘れない。そんな一連の流れの中で、五人のコンビネーションも強調される王道の連続に手に汗握った。
— パンナコッタ (@yuridake2018) 2018年10月8日
んでもって、導入を終えての日常パート。ここで「キャラ原案:なもり」の本領発揮。つまり百合。身体を舐めることで相手のことが色々と分かっちゃう主人公=モモさんの特質が存分にアピールされたわけだが、それがスパイ要素と密接に絡んでいて、本作が強固な基礎作りの上に成り立っているのが分かる。
— パンナコッタ (@yuridake2018) 2018年10月8日
そんな感じで、本作は百合とスパイアクションを何が何でもくっつけるノルマを自らに課している印象を受ける。激しい車の回避運動の中不可抗力的に百合キスとなった場面を見れば一目瞭然。
— パンナコッタ (@yuridake2018) 2018年10月8日
本作が描く百合の一つが「師弟関係」であることもこの1話で明かされた。主人公ペア以外にも2組あるということは、それぞれの当番回形式が中盤に用意されている可能性が濃厚で(序盤は主人公中心の世界観導入的なお話じゃないかな)、そこでキービジュアルの意味が明確になるのではないかと思う。
— パンナコッタ (@yuridake2018) 2018年10月8日
スパイ×百合と言えば昨年の『プリンセス・プリンシパル』が記憶に新しいが、この師弟関係というテーマはそちらでは薄かった要素で、ギャグ的な要素と並んで『リリスパ』が独自性を出していく上で重要なピースになるだろう。
— パンナコッタ (@yuridake2018) 2018年10月8日
師弟関係についてはこれからな側面なので一旦置いて、とりあえずは主人公モモさんの話を。ごく個人的には100%ヒーロー人格といった感じの主人公はあまり好きでなく(もちろん例外はある)、どちらかと言えばこんな感じのヒーロー人格の雰囲気はありつつも……という方が気に入りやすい。
— パンナコッタ (@yuridake2018) 2018年10月8日
なんで、煙草のポイ捨てを結局注意できなかったり、ひったくりをそのまま素通りさせてしまったりと、色々とヒーロー性を欠いた側面を1話内で見せた上で、ラストの決意に持っていった構成には素直に称賛の念を送ってる。
— パンナコッタ (@yuridake2018) 2018年10月8日
自信のなさを車内で吐露した時の弱々しさと、ラストで決意を表明した瞬間の芯の強さとが対比的に描かれていたのも前述の観点から讃えてる。そう演出すると決めた演出側もその通り(もしくはそれ以上に)演じきった役者側も優れた作り手であることがうかがえる。
— パンナコッタ (@yuridake2018) 2018年10月8日